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2020年に第一子の小学校受験を控えている母親です。自分の考えを整理したいと思いブログを始めました。第一子ははこあら、第二子はめだかとブログ上では記載しております。

子育ての大誤解〜重要なのは親じゃない

友人に勧められて読んだ本。

子育ての大誤解〔新版〕上――重要なのは親じゃない (ハヤカワ文庫NF)

子育ての大誤解〔新版〕上――重要なのは親じゃない (ハヤカワ文庫NF)

 

 

子育ての大誤解〔新版〕下――重要なのは親じゃない (ハヤカワ文庫NF)

子育ての大誤解〔新版〕下――重要なのは親じゃない (ハヤカワ文庫NF)

 

◆印象に残った内容について

子供に影響を与えるのは、子供同士の環境であること。

子供は仲間集団で高位につく子供のようになりたいと思う。子供にとって大人は仲間ではなく違うカテゴリー存在。

集団内のメンバー、特に一緒に生き続ける自分と同世代のメンバーとの関わりは重要。

人前での相応しい行動、自分がいかなる人間かは家庭でなく仲間集団内で学ぶもの。

私立学校に奨学生が数名入っても、彼らは同級生の態度や行動を身につける。文化を身につける。なぜなら私立の学校は均質的な人間を対象にしているから。

 

親が出来ることは、良い環境に子供の身を置くこと。子どもが小さいうちは誰が子供の仲間となるかを選ぶことができるから。

 

◆感想

親の影響よりも仲間から受ける影響が如何に大きいかについて、上下巻とも様々な具体例をあげて書かれていたので理解しやすかった。

また私は親の影響を過信していたことに気が付いた。

このところ、私が望む環境と子供が合うであろうと思われる環境に、若干の乖離があるように感じ悩んでいた。今の幼稚園と希望する学校は雰囲気が似ていて、子供も幼稚園が大好きなので、他は考えなくてよいだろうと思っていた。しかし最近の我が子を見ていると、実は別の環境が合うのかもしれないと思い、子供には合いそうだと思われる学校へ見学に行ってみた。どうもしっくりこなかった。切磋琢磨する方向性が親の希望とは異なったのだ。この本を読んで、もし親の影響よりも属した環境に影響を受けて育つというのなら、やはり私や主人が望む環境を選んでもいいのかな、と思った。

新たな考え方を知ることが出来たので、読んで良かった。